看護師の職種別のお給料事情
ここでは、皆さんが気になる看護師の職種別の給料事情についてご紹介していきます。人事院の調査によれば、平成23年4月時点での看護師の給与状況は、下記のようになっています。
職種名 | 従業員総数 | 平均年齢 | 平成23年4月分平均支給額 | 備考 | |||
きまって支給する給与(A) | (A-B) | ||||||
うち時間外手当(B) | うち通勤手当 | ||||||
人 | 歳 | 円 | 円 | 円 | 円 | ||
総看護師長 | 2,058 | 54.9 | 522,977 | 5,242 | 517,735 | 10,556 | 部下に看護師長5人以上 |
看護師長 | 37,703 | 46.8 | 430,783 | 34,493 | 396,290 | 9,776 | 部下に看護師又は准看護師5人以上 |
看護師 | 248,153 | 36.6 | 345,233 | 48,173 | 297,060 | 9,574 | |
准看護師 | 74,900 | 44.9 | 299,238 | 37,684 | 261,554 | 6,938 |
(※人事院「平成23年職種別民間給与実態調査の結果」を参考に作成)
上記表のうち、「きまって支給する給与」が残業代や交通費も含めた月給となりますので、その月給を職種別に比較すると、下記のようになります。
- 総看護師長(平均年齢54.9歳):522,977円
- 看護師長(平均年齢46.8歳):430,783円
- 看護師(平均年齢36.6歳):345,233円
- 准看護師(平均年齢44.9歳):299,238円
職種によって調査の対象となっている看護師の方々の平均年齢が異なるため一概に言うことはできませんが、准看護師は看護師と比較すると平均年齢は8歳近く高いにも関わらず、平均月給としては5万円近くの差があることが分かります。
そして、時間外手当は職種別にみると看護師がもっとも多くなっており、看護師の労働時間の長さがよく分かるデータとなっています。
また、部下に5人以上の看護師長を持つ総看護師長では、平均年齢は高いものの平均月給が50万円以上となっており、かなり高い給与をもらっていることが分かります。
ただし、上記のデータは職種別の平均月給を把握する上ではとても便利なのですが、全年齢を対象とした数字となっているため、今の自分の給料が平均と比較して高いのか、低いのかを把握する上ではあまり役に立ちません。
また、平均給与は勤務している病院や施設の規模によっても異なり、一般的には勤務先の規模が大きければ大きいほど、給与は高くなっていく傾向にあります。そこで、下記に看護師の職種別・年齢別の給料事情もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。