複数登録がおすすめ
転職エージェントに登録して転職活動を進めるときは、出来る限りの複数の転職エージェントに登録するのがおすすめです。
なぜ、複数の転職エージェントに登録したほうがよいのでしょうか?主な理由としては下記の3つが挙げられます。
- 転職の成功確率が高まる
- より多くの求人の中から選ぶことができる
- キャリアアドバイザーからのアドバイスを客観的に受け止められる
それぞれのポイントについて詳しく説明していきます。
転職の成功確率が高まる
リクルートが運営する日本最大の転職求人サイト「リクナビNEXT」の調査によれば、転職の成功者が何社の転職エージェントを利用していたかの調査結果について、下記のようなデータが出ています。
- 転職決定者:平均4.2社
- 全体:平均2.1社
上記結果を見ると、見事に転職が決定した求職者は、全体の求職者と比較してもより多くの転職エージェントを利用している傾向が強いことがはっきりと分かります。
転職エージェントに何社登録しているかが、希望の仕事を見つけ、転職を実現する上での重要なポイントになっているのです。
上記データは看護師ではなくビジネスパーソンの転職に関するデータなので、一般的な転職市場よりも売り手市場トレンドが強い看護師の場合は上記の4.2社も登録する必要はないかもしれませんが、看護師の皆さんの場合、少なくとも3社の転職エージェントには登録されることをおすすめします。
より多くの求人の中から選ぶことができる
どんなに大手の転職エージェントだったとしても、世の中に流通している病院や施設などの全ての看護師求人を網羅できているわけではありません。
企業によって得意なエリアもあれば不得意なエリアもありますし、求人を出す病院や施設側も採用活動にあたって利用する転職エージェントを数社に限定しているケースも多いので、必然的にどんなに大手の転職エージェントだとしても日本全国の全ての看護師求人を網羅することはできないのです。
むしろ、地元のクリニックの求人などについてはエリア限定で展開している中小規模の転職エージェントのほうが大手よりも求人が充実していることは良くあるのです。
しかし、転職をする看護師の皆さんの多くは、できる限り多くの選択肢の中から自分に合った求人を見つけたいと考えているのではないでしょうか?
応募できる求人の数や可能性を広げるためには、1社の転職エージェントに限定するのではなく、複数の転職エージェントに登録するのが一番です。強みが異なる複数の転職エージェントに登録することで初めて、できるかぎり求人を網羅し、可能性を広げることができるのです。
キャリアアドバイザーからのアドバイスを客観的に受け止められる
複数の転職エージェントに登録するとなると、当然ながらあなたには転職エージェント毎に複数のキャリアアドバイザーが担当としてつくことになります。
キャリアアドバイザーも人間ですから、たとえあなたという同じ人間を前にしたとしても、キャリアカウンセリングやキャリアのアドバイスの内容や人によって異なってきます。
そのため、1人のキャリアアドバイザーしか担当がいないと、その方独自の考えや経験に基づいたアドバイスに流されてしまうこともありえますが、複数のキャリアアドバイザーから話を聞けば、それぞれのアドバイザーからもらったアドバイスや意見を基にして、自分なりに客観的にアドバイスを受け止め、判断することができるようになります。
どういう方向性で転職活動を進めるかはとても大事ですので、できる限り慎重に考えたいところです。転職後の後悔を防ぐためには、複数のアドバイザーから意見をもらい、最終的には自分で判断するのが一番です。