インターネットで「看護師 求人」「看護師 転職」などと検索すると、数多くの看護師転職支援会社のサイトが出てきます。
看護師転職支援会社のサイトをみてみると「求人数10万件!」などといったキャッチフレーズを良く目にします。
納得のいく転職活動をするためには、できる限り多くの選択肢・可能性の中から選択をするということはとても重要です。
だからこそ、ついつい「国内最大級の求人数」「求人数が全国10万件!」などと言われると、ついつい魅力に感じてしまいます。
しかし、看護師転職支援会社のサイトから求人検索機能を使って求人を検索してみると、あることに気付きます。
よく見てみると、掲載されている情報には、大きく分けて下記の2つのパターンがあるのです。
- 具体的な求人情報(募集部署・職種・給与など)まで掲載されている
- 病院や施設の概要情報しか掲載されていない
実は、これが「求人数10万件!」のからくりです。
前者のように、具体的な求人情報まで掲載されている病院や施設については、その転職支援会社が直接その病院や施設と取引があると考えられます。
その逆に、後者のように概要情報しか掲載されていない場合は、現状、その病院や施設とは採用に関する取引はない可能性が高くなります。
こうした病院や施設の概要情報については、医療施設のデータベースを販売している会社から購入することができますので、多くの転職支援会社ではその情報を自社のサイト上に掲載しているのです。
転職支援会社が求人数10万件!などと言う場合、得てして、この後者のような概要情報のみの件数も併せてカウントしています。
しかし、それでは「それらの病院は実際には紹介してもらえないのか?」というと、そんなことはありません。
求職者からの希望があれば、転職支援会社は求職者のかわりにその病院に採用状況の可否を確かめてくれます。
そして、採用を実施しているようであれば病院・施設側とも契約を結んだうえで、求人として紹介してくれるのです。
つまり、転職支援会社は10万件を超えるような病院・施設と常に取引をしているわけではなく、多くの場合は求職者からの希望や応募があった段階で、面接・採用の可否を病院に打診する、というスタイルをとっているということです。
そのため、転職支援会社がキャッチフレーズとして謳っている「求人数10万件!」といった情報は、実は本質的にはあまり意味がないのです。
むしろ全国的にサービスを展開している大手の看護師転職支援会社ともなれば、基本的には紹介できる病院や施設の数はどの会社でもそこまで変わりません。
そうなってくると、転職支援会社を選ぶ上で大事になってくるのは、求人数の多さ・少なさではなく、もっと別のポイントになってきます。
おすすめするのは、求人数ではなく、キャリアアドバイザーの対応力や面接サポート、条件交渉代行など、サポート面が特に充実している会社を選ぶことです。
求人数を売りにしていてもサービスが行き届いていない会社に登録してしまうと、紹介される求人数は多くてもほとんどは希望にマッチしていなかったり、強引に面接に連れていかれたりするケースなどもあります。
看護師の立場になって親身に転職やキャリアについて考えてくれるキャリアアドバイザーがいて、対応スピードはもちろん、面接の対策から職場見学のセッティングまで、手厚いサポートをしてくれる会社に登録するのがベストです。
サポート面が特に充実しており、実際に過去にサービスを利用した看護師の方々からの満足度も高い転職支援会社としては、下記が挙げられます。
上記の会社はいずれも大手の看護師転職支援会社ですが、特に転職サポートの面で高い評価を得ている会社です。
ぜひ「求人数」といった表面的な情報に惑わされることなく、しっかりしたサポートが受けられる会社を活用して理想の転職を実現しましょう。