本日は、転職を考えている看護師の皆様のために、病院を選ぶためのチェックポイントをご紹介したいと思います。

入職してから「こんなはずではなかった」と後悔することがないように、ぜひ事前にしっかりと応募先の病院のことを詳しく調べましょう。

看護師転職支援会社を利用して転職する方も、キャリアアドバイザーに任せきりにするのではなく、自分自身でもしっかりと調べてみることが重要です。

さて、それでは早速チェックポイントをご紹介したいと思います。

ホームページからチェックできるポイント

まずは、病院のホームページからチェックできるポイントをご紹介します。

病床数・看護師数

病院の病床数・看護師数は、忙しさや患者への対応スピードなどを推測する目安となります。

給与・勤務体系・休日

希望するライフスタイルに合った働き方ができるかどうかを見極めましょう。諸手当、特別休暇など細かい点も確認する癖をつけましょう。

理念・診療方針

病院の理念や診療方針と、自分が持っている看護観、仕事に対するスタンスに相違がないかを確認しましょう。

教育体制

入職後の研修や継続的な教育・研修システム、資格取得支援制度の有無などを確認しましょう。

診療科目

希望する診療科目の有無、特色のある看護を実践しているかどうかなどもチェックしましょう。

医師

医師の数や専門性を持った医師の有無なども確認しましょう。

病院の区分

自分が理想としている看護や患者との関わり方にマッチしているかどうかを確認しましょう。

病院へ足を運んでチェックするポイント

続いて、実際に病院へ足を運んだ際にチェックしておくべきポイントについてご紹介しておきます。

看護師の仕事ぶり

現場で働いている看護師の動き方や表情、忙しさ、看護師同士のやりとりなどを細かくチェックしましょう。

職員の患者への対応

職員が、患者や患者の家族の方に対してどのような対応をとっているかも確認しましょう。病院の理念や方針がどこまで現場に浸透しているかが分かります。

患者の様子

看護師だけではなく、患者の方々の様子をチェックしておくことも重要です。医師や看護師に対する評価が表情や行動となって表れていることもあります。

設備

医療設備はもちろんですが、待合室やトイレなどが清潔に保たれているか、などからも病院の体質が読み取れます。

最寄駅からの距離

実際に通うことを想定し、最寄駅からの距離、交通手段、夜勤時の通勤への影響や休日のダイヤなども確認しておきましょう。

周辺環境

病院の周辺環境も働く上では重要です。深夜の通勤経路が安全かどうかなども確認しておくとよいでしょう。

事前の十分な調査が転職成功の鍵

後悔しない転職を実現するためには、いかに転職する前に転職先について詳しく調べ、魅力も懸念も明確になった状態で入職を決められるか、という点が鍵を握ります。

上記のチェックポイントは転職する上で最低限確認しておきたいポイントであり、その他にもチェックするべきポイントは多くあるはずです。

看護師転職支援会社からの情報提供だけで満足をしてしまうと、もし話が違ったときに、転職支援会社を責めることにもなりかねません。

どんな形であれ、最終的に入職を決めるのは自分自身であり、実際現場で働くのも自分です。

人のせいにしても、一度転職してしまったら後に引き返すことはできませんので、ぜひ慎重な検討を心がけましょう。