地域医療支援病院の特徴・メリット・デメリット


地域医療支援病院の特徴

地域の中核病院である地域医療支援病院では、大学病院のような高度専門医療、三次救急ではなく、二次救急を担うため、地域の開業医やクリニックから紹介状を受けた幅広い症状の患者が集まります。そのため、看護師の業務も多岐・多忙となる傾向にあります。

地域医療支援病院になるためには、病床数が200床以上などハード・ソフト面について様々な認定条件があるため、経営状況が安定している病院が多く、研修体制や福利厚生、施設や設備面でも充実している病院が多い点が特徴的です。

ただし、経営の母体によって待遇面や人事制度も異なるため、転職時にはその病院の経営母体をしっかり理解しておくことも重要です。

給与面を考えると中規模の病院よりも大規模病院のほうが恵まれている傾向にありますが、忙しさとの兼ね合いもあるため、給与だけで判断するのではなく実際の業務内容と照らし合わせて考えるようにしましょう。

地域医療支援病院で働くメリット

地域医療支援病院で働く主なメリットとしては、下記のような点が挙げられます。

  • 幅広い経験・スキルが身につく
  • 診療科目が多く、異動ができる
  • 研修プログラムや福利厚生も充実している

地域医療支援病院の場合、二次救急として様々な患者が集まってくるため、採血、点滴などの手技や処置を看護師が行う機会も多く、看護師としての経験を幅広く積むことができます。また、診療科目が多いため、万が一職場の人間関係がこじれてしまったとしても、科目の異動により問題が解決できることもあります。

そして、地域医療支援病院の場合、一般的に施設面や設備面などのハードだけではなく、研修体制や福利厚生などのソフト面も充実している病院が多い点も魅力的です。

地域医療支援病院で働くデメリット

一方、地域医療支援病院で働く主なデメリットとしては、下記のような点が挙げられます。

  • 一般的に、非常に忙しい
  • 三次救急には携われない

一般的な傾向として、地域医療支援病院の看護師は部署や科目を問わず非常に忙しい傾向にあります。若手の看護師の方やバリバリ働いてスキルを身に付けたいという方にはおすすめですが、自分のペースでゆっくり働きたいという方は、診療所・クリニックなどのほうが向いているかもしれません。

また、地域医療支援病院は三次救急には携われないため、高度専門医療の症例に携わりたい方などは大学病院をおすすめします。

地域医療支援病院への転職をお考えなら

地域医療支援病院は規模が大きい病院が多く看護師の方々からの人気もありますが、常に人材は流動しているため、継続的に求人ニーズが発生しています。

病院内の部署や診療科目によっても職場の雰囲気は大きく異なりますので、実際に転職する前に、転職支援会社を活用して職場の内情などを教えてもらうとよいでしょう。

転職支援会社の場合、実際にその病院で働いていた経験がある看護師の方からの体験談や口コミ情報なども蓄積されているので、それらの情報を提供してもらいながら、良い面だけではなく悪い面も含めてしっかりと把握しておくことが重要です。

特に、最近では病院の経営状況に合わせて給与体制の見直しを図っている病院なども増えているので、給与面や今後の伸び幅についても事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

特におすすめの看護師専門転職支援会社としては、下記が挙げられます。

地域医療支援病院は人気もあり非常に魅力的な選択肢の一つですが、ぜひ表面的な情報に流されることなく、その病院の実情をしっかり把握した上で転職しましょう。


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